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は じ め に
管内壁面の更生工事(フラッシング・ライニング工事)工法には、大きく分けて3工法があります。
どの工法を採用するかは、管の太さ、長さ、形状等により異なり、その判断が難しい。
この管更生工事は、昭和53年頃、同じ大阪で同時期にA・B 2社が開発したことに始まります。
A社の工法は、サンドブラスト工法と空気噴流式ライニング工法を併用したものであり、B社の工法は、ピグ工法である。これらの工法は画期的であったものの、各々に問題が生じました。
前者では、125A以上の太い管や50m以上の管延長の配管には施工ができないこと。また、後者では、細い管や異径管の配管には施工できないという問題が生じたのです。
3年後、同じ関西地区の消防ホースメーカーのC社が、第3の工法を開発しました。
それは空気でホースを反転させ管内にホースを送り込み、熱風で管内壁面にホースを貼り付ける工法である。
ところがこの工法にも細い管やT管の施工ができないという問題があります。
しかし、各社は各工法の特徴を活かし、各々の分野で発展してきております。
A社は、主に125A以下の細い管を使用している高層住宅(集合住宅)の施工をし、
B社は比較的太い管で管延長も長く、途中にT管や異径管の少ない大工場のプラント配管を主流としていますし、C社では、地下の歪みに強い特性を活かし、公共下水道や都市ガスの管更生を主に施工しています。
発電所の管更生においては、管の太さや長さ、形状や素材等が多岐にわたっているため、上記3工法を熟知し、適材適所に駆使しなくてはなりません。
このような経緯の中、弊社は、早くから発電所の管更生工事に主軸を置き、上記工法を踏まえた上での『フラッシング工法』や『ピグライニング工法』に始まり、最近では弊社の仕事の主軸となってきております『ペレット洗浄工法』は冷却水管洗浄には最も適していると自負しております。
また、『高圧洗浄工法』や『チェーンカッター工法』も得意としているため、これらの、さまざまな工法の技術と経験を活かすことで、発電企業業界に一滴の貢献をしてまいりました。
今後も格別のお引き立てに預かりますようお願い申し上げます。
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